秘書のお仕事として、海外でも国内でもですが、遠方から講演などでおいでいただくお客様に、ご案内のプランを考えることがあります。もちろん、ほとんどの場合は宿泊場所などの指定はあるため、それ以外の部分での限られた時間の中にはなりますが、その中でなるべく最大限に楽しんでいただけるよう、また寛いでいただけるように計画するのは工夫のしどころです。
初めての場所の場合はご案内するのに自分が体感していないと本当にお薦めできるか心配ということもあるので、なるべくいつもタウン誌などには目を通して良さそうなお店があったらなるべく入ってみるようにしていますし、もしその機会がなくても最低限、店舗を確認するためにも足を運んで、お店の人と話をするようにしています。記事や写真だけではなかなか雰囲気はわからないものだと感じているからです。
そうして考えたプランが気に入っていただけると場も和みますし、お帰りになられてから、あの時に行った場所、食べたものが良かった、また来たいと行っていただけるととてもやりがいを感じます。
地元に住んでいると意外と、全国的に知られているような観光地や特産物はそこまで詳しくなるきっかけはないものですが、普段からご案内するとしたらどこが良いだろうかと考えていろいろ見ていることで、近くにあるものの良さを再発見する機会が増えたと感じます。ある意味ご案内というのも、つきつめれば人の好みを考えながら情報をアップデートし続けて取捨選択する必要のある情報戦略なのではないかと思っているので、今後はさらに、地元の良さを組み合わせたパッケージにして、お勧めできるプランを形として作ったりしていきたいなと考えています。